文化 - 日本
クリエイティブ産業における日蘭交流の推進
日本とオランダのクリエイティブ・シーンをつなぎ、持続的で双方向的な関係の構築を目指しています。映画・映像、舞台芸術、音楽、デザインなど多様な分野で、共同制作や発表、交流の機会を創出しています。
文化機関、フェスティバル、地域コミュニティ、クリエイティブ・プラットフォームとの連携を通じて、オランダのクリエイターに日本での新たな機会を提供するとともに、日本のクリエイティブ関係者がオランダとつながり、国際的に活動の場を広げることを後押ししています。
特に重視しているのが、アーティスト・イン・レジデンスや共同プロジェクトを通じた長期的な交流です。クリエイターが一定期間その土地に滞在し、人々との関係を築き、地域コミュニティと関わる機会をつくることで、より深く持続的な文化交流の基盤を築いています。
これまでの活動例:
- Creative Residency Arita: https://cri-arita.com/
- EU Film Days: http://www.eufilmdays.jp/
- Kyotographie: https://www.kyotographie.jp/en/
- Intergenerational integrated dance piece UNUM: UNUM&Iungo
文化交流への支援
オランダと日本の間で行われる文化交流の取り組みに対し、資金面での支援や後援名義の付与を行っています。利用可能な支援内容、対象となる条件、申請方法については、以下のリンクをご覧ください。
助成金・後援名義について
文化遺産を通じた国際協力
日本とオランダは、400年以上にわたる歴史を共有しています。こうした共通の歴史的遺産を基盤に、遺産の保存、研究、知識の共有・交換、そしてこの歴史への理解を社会に広げるための取り組みを支援しています。
近年では、オランダ商館ヘリテージネットワーク、長崎のオランダ人墓地における保存活動、平戸の歴史的な旧市街の活性化に関するワークショップ、そして両国が共有する歴史の中でもあまり知られていない物語に光を当てる展覧会などを実施しています。
オランダ商館ヘリテージネットワーク
アジアを中心とした9か国18地域(2026年3月時点)で、かつてのオランダ商館の遺産に関わる公共・民間の機関が連携するネットワークです。歴史的遺産に関する知識や研究成果の共有・交換を行い、その保存と理解を促進しています。
日本には、17世紀に設立された2つのオランダ商館がありました。平戸には1609年に最初のオランダ商館が設けられ、その後1641年に長崎の人工島「出島」へ移転しました。これらは、日本とオランダが共有する歴史を伝える重要な遺産です。
より詳しい情報はこちらでご覧いただけます: Dutch Trading Post Heritage Network
政策・背景
大使館の文化交流活動は、オランダ政府の国際文化政策に基づいて行われています。
この政策は、外務省、外国貿易・開発協力省、教育・文化・科学省の3省が連携して取り組むものです。
日本は、「国際文化政策 2025–2028」において、戦略的に重視する国の一つに位置づけられています。
オランダの国際文化政策についての詳細は、以下をご覧ください。
大使館の文化政策:重点分野(2025~2028年)
オランダを拠点とするクリエイターの日本での活動を支援する。
特に、日本で活動を始めたばかりのクリエイターに重点を置く。日本の団体との協働(アーティスト・イン・レジデンス、展示など)を基本とし、今後の発展が期待される新しいプラットフォームとの連携を優先する。
例: “Threads of Allegory" - textile design project by Laura Luchtman既存のプラットフォームやパートナーシップを発展させる。
単発のイベントではなく、複数のクリエイターが継続的に参加できる機会をつくる。
例:Creative Residency Aritaオランダを拠点とするクリエイターの主要な文化イベントへの参加を促進する。
瀬戸内国際芸術祭や横浜トリエンナーレなどへの参加を通じて、日本におけるオランダ文化の存在感を高める。
例:"Presence" - photography exhibition by Anton Corbijn at Kyotographie 2026文化遺産分野での国際的な知識交流と共同研究を促進する。
社会的な課題について知識や経験を共有し、解決策をともに探る。
例:Research and collected stories at Tarama, Dutch Trade Post Network