エネルギー転換&循環型社会 - 日本
三菱商事、中部電力、Enecoによる再生可能エネルギーへの共同出資
循環型社会に向けたオランダの挑戦
製品や資材への需要は、地球資源の限界を超える勢いで増加しています。この課題にあたりオランダ経済は2050年までに循環型への移行を果たす目標を掲げました。2025年大阪・関西万博のオランダ・パビリオンにも、資源循環へのオランダの考え方が反映されています。
このパビリオンは、オランダと日本企業との間での綿密な共同作業に基づき、解体・移築を前提として設計施工され、使用される全部材情報は「ナンバリング」によって再構築を可能にしました。
オランダ・パビリオンで実証された循環型建築は、万博終了後も、サステイナブル家具や建築資材、リユース・アップサイクルに対する意識向上に貢献しています。
帯水層蓄熱システム
オランダで3,000件以上の実績を持つ帯水層蓄熱(ATES)が、日本で本格的な社会実装のフェーズを迎えています。2023年に在大阪オランダ総領事館が大阪市・大阪公立大学と締結した「ATESの社会実装に向けた取り組み推進に関する覚書」を背景に、2025年大阪・関西万博や「グラングリーン大阪」への導入が進みました。
さらに、愛知県の製造業の新工場においてもが稼働を開始。ATESは建物の空調エネルギー消費量を大幅に削減する革新的なソリューションであり、日本の2050年カーボンニュートラル実現に向けた、再生可能エネルギー利用の有力な新たな選択肢として全国的な普及が期待されています。
洋上風力発電
オランダは、洋上風力発電分野における世界的なリーダーであり、持続可能で強靭なエネルギーシステムの推進において、日本と協力する上で有利な立場にあります。オランダは現在、北海で約4.7 GWの洋上風力発電設備を稼働させており、2032年までに21 GW、2040年までに30~40 GWへと拡大する計画です。
日本における洋上風力発電の稼働容量は現在1 GW未満ですが、日本も2040年までに30~45 GWという同様に野心的な目標を掲げており、そのうち最大15 GWは浮体式洋上風力発電によるものと見込まれています。
二国間の協力における重要な節目となったのは、2025年大阪・関西万博の期間中に、日本の「浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)」と「Holland Home of Wind Energy(現:Maritime & Offshore NL)」との間で覚書(MOU)が締結されたことです。これにより日蘭間の協力が強化され、洋上風力技術の革新と導入が加速することになりました。
Avantiumの再生可能ポリマー
再生可能ポリマー(バイオプラスチック)を生産するオランダのAvantium(アバンティウム)社は、バイオテクノロジーを扱う日本企業の東洋紡と長期的な業務契約を結びました。また二社は、高価値の用途に適用可能なPEF(バイオ樹脂ポリエチレンフラノエート)の市場開発と、再生可能な高性能の極薄フィルムの流通に関して、三井物産とも提携しています。このように、日本は画期的・先進的な素材を普及させるための重要な市場であると考えられています。この製品は100%植物性というだけでなく、100%再生可能かつ生分解性のプラスチックです。
より詳しい情報については、こちらからオランダ大使館経済部までお問い合わせください。