2025大阪関西万博「過去と未来のあいだに橋を」展開催!

ニュース記事 | 13-05-2025 | 07:02

世界が変化する中で、各国間協力は非常に重要になっています。協力し合うことで、共通の理解や新しいアイデアが生まれるからです。この考えは、大阪万博の新しいオランダ文化展の中核をなしています。

本展示では、オランダと日本のアーティスト、デザイナー、つくり手のプロジェクトやスペシャルなオブジェのコレクションが集められました。人々が互いに学び合い、文化を超えて協力し合うことによって生み出された、様々なアイデアやクリエーションを一堂に見ることができる貴重な機会となっています。

425年前の出島における初期の貿易から、現代のクリエイティブなコラボレーションまで、日蘭の関係は好奇心、適応、そして共有される知識によって形作られてきました。未来を思えば、これは国際的な協力関係のひとつのモデルとなるでしょう。目まぐるしく変わり続けるこの世界で、共に仕事をすることで、いかに理解を繋げ、新しいアイデアを生み出すことができるかを示せるよう、このようなコラボレーションは今まで以上に大切なのです。

ここに集うのは11点のデザイン・コラボレーション、4つのレジデンシー・プログラム、そして歴史的資料。それぞれが、過去がいかに現在をインスパイアしうるか、そして異なる場所に住む人々がいかにして意義あるものを共に築き上げることができるかを物語っています。

本展は、2025年大阪万博オランダ館の文化プログラム「Activating Common Ground」の一環として開催され、ショーケース、トークショー、パフォーマンス、雑誌の特集、編集スタジオ、さらにはファッション・リサーチ旅行などが含まれているプログラムです。それぞれのパートで、出会い、作り、分かち合うことを通して、文化がどのように作られるかを探る異なる方法を提供しているのです。

その根底にあるのは、「文化はひとりでは育たない」というシンプルな考え方です。文化とは、アイデア、スキル、価値観、経験を交換することによって築かれます。この展示は、そのプロセスを祝福し、老若男女問わず、すべての人に伝える試みを続けているのです。

『Activating Common Ground』はNieuwe InstituutとStudio the Futureによってキュレーションされました。Nieuwe Instituutはロッテルダムの建築、デザイン、デジタルカルチャーを専門とする国立美術館、Studio the Futureはアムステルダムを拠点とし、多岐の分野にまたがったカルチャースタジオ兼出版スタジオです。

波佐見 x DELTA、Hozan Zangana Studio x Urushi Atelier Netherlands、杉工場 x クーン・トッサィン、横山充 x メイ・エンゲルギール、岡﨑真理子 x マリウス・シュワルツ、富士吉田 x Studio Raw Color、川連漆器 x サビーヌ・マルセリス、菅谷鉄平 x Boro x Merklappen、松浦史料博物館、サンダー・ワッシンク x 日本のつくり手と素材、Studio Acte x Morodomi Furniture、Creative Residency Arita/Saga、Mono Japan、小値賀アーティスト・イン・アイランド、Fukuroda Hospital x The Fifth Season

会期:5月20日(火)- 25日(日)
場所:大阪・関西万博会場内ギャラリーEAST(EXPO ナショナルデーホール横)
時間:9:00 - 21:00 5月21日(水)14:00 - 21:00、最終日5月25日(日)18:00まで

文化プログラムの内容と最新情報は、NLパビリオン文化プログラムのキュレーターであるNieuwe Instituutのウェブサイトをご覧ください。